poco a poco

中二から統合失調症を抱えて〇年目。

薬歴と障害者向け就労支援サービス

 先日、就労について書くといいましたが、薬についてまずは書いておこうかと思います。

 

自己紹介かはじめましてで書いたと思うんですが、私は統失の人が服薬する一般的な薬を一通り(?)試してみたものの、まったく効かず、薬物治療を断念しました。

エビリファイにはじまり、リスパダールジプレキサルーランインプロメンセレネース・・・・色々処方されたものの、全然ダメ。

副作用についてもちょっと触れたかな、と思いますが

強い眠気・・・これが特にひどい。いくら寝てもまた眠くなる。もう視界が真っ白になる、まさしくホワイトアウトで、気がついたら寝てたみたいな感じでした。おかげさまでまともに講義受けられませんでした。。

手・指が思うように動かなくなる・・・これも学生としては大変困りました、ノートが取りにくくて。うまく指に力が入らないんですよね。この時のノートを見てみると、字が汚いことw

 

主には困った副作用はこの二つでした。そんなに強い副作用が出るような処方の仕方はしてもらっていなかったので、これだけで済んでよかった~と思うべきなのかもしれませんが。。

「ふつう」に学生をやるには、これだけでも困ってしまうんですよね。うーん。

あとは便秘とか、体調不良レベルの副作用もあったかな。

 

一番困ったのは、急性ジストニア(ぽいもの)です。

急性ジストニアは、自分の意思とは無関係に、手足や頭や目など神経が勝手に反応してしまうってやつです。

私も、これが出たのが、人がすっごく多いセミナーみたいなものに参加しなければならない日で、 大変でした。

私の場合は、首が勝手に動いちゃって。どう足掻いても、上向いちゃうんですよ。本当に。

「やばいこれは明らかにおかしいどうしよう誰か助けてどうしたらいいのまじでやばい」

とパニックになったわけですが(四方八方を人に囲まれているので

緊張すればするほど、反応が強く出ちゃうんですよね。

どうにか頭を下に向けようとしても、ガクンとなにかに引っ張られるかのように、頭が上を向いちゃう。

この「引っ張られる」って感覚が、身体の「異常」な反応だってことを実感するような強さで。

 

もう恐怖しかなかったです。あれはもう勘弁だと。

やっぱりリスパダールは怖いですね。ほんとにもう味わいたくないわあの感覚。

 

で、私の薬歴についてお話したかったわけではなくてですね、ここからが一応本題。

精神科で処方される薬も、ふつーの医院で処方されるものも、同じお薬手帳に記録していくわけじゃないですか。

精神科の方のは、ぜったい記録が必要でしょ、だから毎回きちんとお薬手帳に貼っていたんです。

でも、その手帳をほかの薬局に見せたくなかったのでいつも忘れて行ってます。

明らかに向精神薬の名前が並んでるんですよ、ふつーの人に見せたら「ゲッこいつ精神病かよ」ってなるじゃないですか。

わざわざそんな反応に出くわしたくもないので、毎回「あー家にありますからはいはい」って流してたんですけど

この間、とある薬局で新しいお薬手帳を袋に同封されまして。とりあえずはそれを新しいお薬手帳として使おうかなあと思ってます。

 

薬剤師って、薬の勉強しかしてないじゃないですか。ほとんどの人が精神病について知らないでしょ、ジストニアとかアネキストンについて知ってても。

だから彼らもなかなか偏見をお持ちなんですよ

薬局に電話したときなんかに、「なんの病気ですか~」ってきかれて「精神です統失です」っていうと、間が空いて、急に声変えるんですよ

コロッッと態度変えられるの、相手に不快感を与えているってわからないのかな?

むしろ他の精神障害の方はこういう態度の変えられ方不快に思わないのかな?

私は毎回、「べつにそんな『やさしい』話し方されなくても誰も傷ついたりしないし」とか「急にそんな言葉噛み砕かれても・・・『ふつう』の話し方で理解できるんですけど」とか思ってウンザリします。

なんか「精神障害者扱い」ってこれだから嫌なんだよなあ~~~って。

 

前書いたとおり、トランスジェンダーについて勉強してました。卒業研究で。

性別違和感に苦しむ当事者を「深刻な悩みを抱えたふつうの人」として理解してもらうことが大切だと『トランスジェンダリズム』なんかには書かれてるんですよ。

ほんとにそれだ、と思います。

「自分と違う人」として理解することを正しいと思っちゃいけないと思うんですよ。それってある種の差別ですよね。区別といわれるような行為も、差別になりうるんだってことを理解すべきかなと。

昔の白人だって、黒人のことを「区別」しているつもりだったと思いますが、あれは明らかに「差別」だったでしょ。(ごめんなさい詳しく勉強してないのでいい加減なこと言ってるかも

 

人々は精神障害者に対しても、あからさまに「区別」しようとする傾向にありますが、それって差別じゃないのかな???と

日本は同質主義の教育を いわゆる隠れたカリキュラムとして子どもにさまざまなことを「学ばせている」わけですが、

「ふつう」が正しい という教育方針 の結果が 区別・差別なんだろうなあと

「ふつう」と異なることが「おかしい」「異常」「基地外」→「ビョーキ」になってしまうのがなあ・・・悲しいといってしまえばそれまでですが。

もっと問題意識を持ってもらえないものなのかと思わずにはいられません。

 

たとえばね、私はセクマイに対してすごく理解を示してます!みたいな顔をした人も実はあぶないんですよ

とあるゲイの方にお話を伺うイベントに参加したときの話ですが

なんでこのイベントに参加したのか?という質問に対してとある女子が

「中学の時に付き合っていた彼氏がいて、その彼氏のことをとある男子が好きだって噂があった。その男子は、彼女の私をどう思っていたのか気になって」

と話したんです。

なんか彼女の話の根底には「ゲイ(?)の彼は、私の彼氏を好きだけど、彼氏は異性愛者で、私という彼女がいる。きっと私のことをうらやましいと思ってるはず/もし自分が女子だったら・・と思ってるはず」みたいな考えが見え隠れしている気がしてしまったわけです。

なんだろう、うまくいえないんですが、「ゲイとはこういう人」というくくりがあって、

ゲイが誰かを好きになるのと、自分が誰かを好きになるのと なんかその二つには大きな違いがある、といっているように感じてしまった。

というよりなんだ、もしかしたら「たまたま自分が好きになった人が男だった」のかもしれないのに、その男子を「男を好きな男=ゲイ」として認識しているなこいつ、と。

好きになるのは必ず異性、もし同性を好きになったとしたらその人は同性愛者!みたいなその異性愛主義を感じ取ってしまいました、という話ではなくてですね。。

 

自分たち異性愛者と 同性愛者は 考え方も感じ方も なにか異なるはずだ と明確な区別をする考え方を持っているんだろうなあ、と思いました。

そこで私が「別に同性愛者だろうが異性愛者だろうが、『好き』に変わりはないんじゃないか~」みたいなことを言ったら、そのゲイの方に「素晴らしい」とお褒めの言葉をいただきました。

 

彼曰く、よく女にもモテないくせにやたらと「自分の周囲の人間がゲイだったらどうしよう」と無駄な懸念をするやつがいて、すごく腹が立つらしいです。

ゲイに対する嫌悪感・ゲイに性愛の対象にされるのがいやだこわい という懸念ね

たしかに私も前々から思ってました

「あんた女からモテないでしょ、なんでゲイにはモテると思ってんの自意識過剰かよ」と

こういう男子、案外多いですよね。狙われてから言えよ、と思うんですが。

本当にそんな心配まったく必要がないタイプに限って、そういうこと言ったりするので呆れるほかないです。

ちなみにこの男性による男性同性愛嫌悪は「ホモソーシャル」に基づくものです。男らしい異性愛者のみで成立している、男性同士のつながり?仲間意識?を保つためには、男らしくない男・異性愛者でない男は排除されるようになってるんですよ~と

くわしくは上野先生のミソジニーの本読んでみてください。面白いです。もれなく男が嫌いになります。

これを読んで、私も男嫌いが悪化しましたw

 

あれ、何の話してたんだっけw

あ、そうだ

そうやってね人を区別するの間違ってるよって話です。

「深刻な悩みを抱えたふつうの人」そういう風に理解することも可能なんだってことをもっと知ってもらったり考えてもらえたらなあと思うわけです。

 

薬歴から大分話が広がりましたね。。まあいっか。

とりあえず、そういう「精神障害者相手の」やさしい話し方をされると、虫唾が走るし不快指数ガッツリ上がる人もいるんだよってね。これももっと知ってもらいたいところですが。。

 

さて。昨日から引き伸ばしている障害者の就労について

私の話ではなく、一般的な話をします。

一般的な障害者の就労支援サービスを提供しているものとして有名なのが

・ハロワ(ただし地域差アリ

・クローバーナビ

・ウェブサーナ

・アビリティスタッフィング

などなどがあります。私は上記のものしか知りませんが。

 

ハロワ、これは地域差がよく出るかと思います。

障害枠の求人の主は工場のライン作業、またその事務、あとは清掃ですよね

そのほかには大手企業の事務なんかもあります。住宅・銀行・保険証券かな大体は

精神はごめんなさい もしくは めちゃくちゃこき使われてボロ雑巾 どちらかだと思います。

要するに精神向けの求人ってなかなかハロワじゃ見つかりません(いや地域差はあると思いますよ

 

その一方でクローバーナビやウェブサーナみたいなのは、まあまあ。

たしかに精神の方にとって企業が集まる面接会での自分売込みってなかなかうまくいく人ばっかりじゃないと思うので、どうなのかなって感じですが。。

それでも精神採用実績ある会社を探すことも容易にできますし、大企業が多いので、関東近郊だけでなく地方にも支社があったりしていいですよね。

私も視線恐怖症さえなければチャレンジしてると思います。いやそもそも視線恐怖症なかったら院進学してると思うけど

ただ精神の方が何とか採用されるに至ったという話はあまり聞かないですね。。やはり身体が強いんだよなあ。。

 

あとはアビリティスタッフィングですかね、リクルートの姉妹会社のやつ

対象を精神に限定している分、これも悪くはなさそうな感じですが、東京でしか面接会やらない!田舎に住んでいる私たちはどうしたら!

まあそもそも精神の人、遠出は苦手だと思うので、遠出も可能な一部の人をターゲットにしているのか・・・

 

まあ私のように中学校・高校・大学で発症しちゃった人はなかなか社会復帰ができないみたいですね~

私も中学不登校、1年半しか義務教育受けてないですしおすし

高校は定時制高校だったので、ヤンキーに囲まれて「はやくまともな人がいる環境に行きたい・・・」と思いつつ、進学希望者10人くらいの超少数授業に参加するくらいでしたから

いきなり会社で働け!集団での生活に飛び込め! いやいや無理ですよねって。

まあそもそもコミュ力以前に、対人恐怖症丸出しで就活始める前から負け組みですが(会場まで行くのが大変

 

私の周り、というか同じ学部にも、あーこの人きっと精神病だなあと思う人はいますがやはり皆人生に苦労してます

講義に参加するのもしんどい、人前で発言するのも無理、むしろ人とかかわるの勘弁

みたいな人もいます。

おかげさまで4年の今頃も単位取得に励んでいるという・・・むしろ留年疑惑ある人もいる・・・

なんかねー、同じ立場の人間としては、もどかしい。どうにかしてやれないかなーと思わないでもないんですがね。

文系男子なんてとくにコミュ力なきゃやってけないでしょ。

私は文系女子なのでまあよくいる真面目地味系で通るけども・・男子はね・・・

 

私の場合は、大学2年の時にもプチ登校拒否で半期自主休学しているので、そのときのお釣りがね今でも・・・

つまりまだ講義取ってるんですよ。。

4年の後期にも講義取ってるわ・就活終わってないわ だと学生としての評価最底辺になるんですね

学生室の職員の対応とかすっごいバカにしていて腹立たしいことこの上ない感じなんですよ

 

障害者枠での就労目指してます なんて言っても

障害枠って何?フルタイム?え契約とかありえないよね???なんで正社員じゃない??????

みたいなね あーはいはい何も知らないよね知ってる って感じなんですが

めんどくさいんですよ対応が。

大体卒業までに全学生が進路決めてりゃそれでいいだろ 私の人生に首突っ込むなよって言いたくなるんですがそうも言えない。

ハロワの保険証券会社の正社員とかもってくるんですよ・・・うぜえ・・・

なんかもうつくづく、自分が将来ちゃんとこの仕事続けていけるのかって考えた上で就活してる人って少ないんだなあと思います。

そんな考えなしのアホだから転職繰り返したりうつ求職やったりするんだろうと言いたくなりますがそんなこと言ったら多方面から攻撃受けそうなので黙りますw

 

私にとって 情報収集したり 考えたりすることって、ある種「自衛」の意味も兼ねてるんですが、あんまりわかってもらえません。とんでもないことになってしまってからじゃ、対応しえないっていうのにねー。

 

かなり長くなってしまったのでここらへんで。

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